研究ハイライト

外部機関によるアクチノイド研究施設を利用した研究

ネプツニウムとフミン酸の相互作用

東北大学 杤山修 他

放射性廃棄物の地層処分の安全評価においては、長半減期でアルファ放射性のネプツニウムの地下水中での挙動が問題となる。ネプツニウム(Np)は様々な原子価をとり、それぞれに化学的性質が異なるので、この原子価を制御し、確認する手法を確立した後、Np(V)について、特にその地下水中の移行挙動に重要な影響を与えるフミン酸との相互作用を調べた。

アクチノイドの原子価の調整と低濃度での原子価検定法の確立

:Radiochim. Acta, 91, 1-6 (2003).
桐島陽、杤山修、田中紘一、新堀雄一、三頭聰明
共沈、抽出剤含浸樹脂と小型遠心フィルター器を組み合わせて15分の操作でグローブボックス中で原子価を確認

フミン酸の錯生成配位子としての特徴

組成不均質性:異なる官能基が異なる環境に固定
高分子電解質性:多くの電荷が高分子に固定

フミン酸と金属イオンの相互作用機構の解明

Radiochim.Acta, 88, 547-552 (2000), 90, 569-574 (2002), 90, 555-561 (2002), 原子力バックエンド研究, 9, 21-28 (2002)
窪田卓見、桐島陽、ブディ・セティアワン、杤山修、田中紘一、新堀雄一、三頭聰明

フミン酸とネプツニウム(V)、ユウロピウム(III)(アメリシウム(III)の代替)および地下水中に共存するカルシ ウム(II)、鉄(II)(III)との相互作用係数のpH,イオン強度、金属濃度依存性を定量的に記述することに成功。依存性と組成不均質性、高分子電 解質性との関係を明らかにした。


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